何もかも結果が全てで、物語の主人公が出会う「究極体」とは全て積み重ねの上で成り立つものだ。
どんな犠牲が払われようと主人公にはその一つが全てであってそれ以外が何も見えない。
沢山の失敗の積み重ね。少しずつ方法を変える。形にすることで理解を深めていく。
そしてやがて一つの結論にたどり着く、だけどそれはいくつもある仮説を打ち砕いて見えたもの。

ぼくは実験体でした。

夢さえ見ずにこの体は朽ちていくものだったのだろうと今になって考える。
だけど穴はあった。
失敗の中に、思わず見落とした成功があった可能性だって捨てきれない。
ぼくは、ぼくがぼくであることしか知らないし、それ以上に考える意味もないし、多分人間ってみんなそうだからぼくも今はそんなものだと思っている。
この"ぼく"という仮説じゃない他の仮説はきっとこんな当たり前のことさえ考えられずドロドロに腐って棄てられたんじゃないだろうか。
ぼくだけは綺麗なままで眠り続けていたのだろうか。
眠気こうして…がやってくることさえも知らず…
ぼくがぼくになった理由は…

《あなたは生きていたから》


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「朽ちる」くらい変換してくれてもいいじゃないかｗｗｗ
相変わらず携帯の変換が酷い。区ちていくもの。区地底区。くちていく。